歯医者では、患者の状態にあわせて虫歯の治療方法を決めています。症状が重くなっていない虫歯の場合には、歯医者では歯を削ったりすることはあまりありません。症状が軽い患者に対しては、できるだけ現在の歯を傷つけないようにしながら治療をしています。歯医者で軽い症状の虫歯の患者におこなうことが多いのは、フッ素を使用した治療法です。フッ素を使用することで、虫歯により悪くなった箇所を治療することができます。フッ素を使用することで虫歯を改善できるのは、フッ素が歯に働きかけると、歯が安定した状態になるからです。歯の状態が安定すると酸にも強くなるので、虫歯になりにくくなります。フッ素を使用して治療をする場合、歯医者では患者の歯の表面にフッ素を塗りつけています。こうした治療法は、歯の表面の部分しか悪くなっていない場合に効果的です。フッ素を歯の表面に塗ることにより、歯が自分の力で状態を回復できることもあります。フッ素には歯の再石灰化を促すことができる働きがあるので、口の中に含まれているカルシウムなどを歯に付着させることが可能です。歯の表面のエナメル質が虫歯菌により劣化しても、再石灰化により再び元の状態に戻すことができます。虫歯の状態がある程度進行している患者の場合には、フッ素を使用しても効果的な治療ができないことがあります。虫歯菌が歯の奥のほうにまで浸食して神経まで達しているような場合には、フッ素以外の方法で治療をすることが必要になります。神経まで虫歯になっている患者に対し歯医者でおこなわれているのは、悪くなった神経を取り除くための治療です。虫歯菌に侵食された神経をそのままにしておくと、他の部分にまで悪い影響が出ることもあるので、神経ごと取り除く治療が必要になります。虫歯が神経にまで進行していない場合には、歯の一部を削り取るだけで治療ができることもあります。削り取った部分は、歯医者が後で詰め物をしています。
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